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ノートパソコンのバッテリー寿命と交換時期
ノートパソコンのバッテリーは、どれだけ気を使って使用していても、毎日少しずつ劣化していきます。
たとえば、新品購入時に100%充電した状態で4時間使えたものが2時間程度しか持たなくなった、バッテリーがふくらんでいる、充電してもなかなか100%にならないというような症状が現れたら、寿命を迎えているサインです。
一般的には、毎日充放電を繰り返して使用した場合、約2〜3年でその容量は初期状態の約50%になると言われています。
ただし、フル充電での使用を避けたり、バッテリーを取り外し、補充電しながら保管していた場合などは、通常よりも劣化の度合いが低くなる可能性もあります。
逆に、毎日持ち出してハードな使用を続けていた場合は、劣化の度合いが進んでいることも考えられるのです。バッテリー寿命のサインは前述したように使用時の感覚でもわかりますが、バッテリーの状態を確認できるツールを使用すれば、劣化具合を正確に知ることができます。
購入時にインストールされていたソフトもしくはインターネット上で提供されているフリーソフトを利用すれば、購入時の容量(設計容量)と現在の最大容量(フル容量)を調べることができ、フル容量が設計容量より少なくなっていたら、そのノートパソコンのバッテリーは劣化しているということになります。
もちろん、すぐにノートパソコンが使えなくなるということではありませんが、早めの交換を検討したほうがいいでしょう。
では、ノートパソコンのバッテリーを交換しないとどうなるのでしょう。そのまま交換しないで使い続けた場合、大きく2パターンが想定できます。
まず、どんどんと容量が減っていくパターンです。2時間持ったものが1時間になり、そして30分、15分というように短くなっていくのです。ここまでくると、ノートパソコンの本来の目的である携帯性という機能はほぼ果たさなくなります。
もう1つのパターンは、ある日突然エラーになり、充放電ができなくなるというものです。メーカーによって赤色の点滅が出たりしますが、0%から充電が全くできず、ACアダプタを外すと電源が落ちてしまいます。突然電源が落ちてしまうと作業中のデータが消えてしまうだけでなく、ノートパソコンのハードディスクにもダメージを与える可能性があります。
いずれにしても、ノートパソコンのバッテリーは消耗品と考え、交換時期が来たら新しいものに交換するようにしましょう。
しかし、ノートパソコンの純正バッテリーは値段が高く、社内のものを全て買い替えようとすると、意外とコストがかかるものです。リサイクル品では品質が心配ですし、リフレッシュサービスは時間がかかってしまいます。
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